夢のアトサキ (ヤングキングコミックス) | |
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書籍イメージがないのがもう口惜しいなぁ。さっさと登録するがよろし>Amazon
やまむらはじめは短編集でこそ、その能力とか切れ味が生かされる作者だと自分は思っている。
彼の代表短編集である、「未来のゆくえ」表題作のあまりのヤバさに冷や汗が出た自分としては、この短編集が出るのを待ち望んでいた。
作者には申し訳ないが「カムナガラ」などの長編作品も確かに面白い点もあるのだが、どうしても自分としては作者の短編ものに旗を揚げてしまう。凝縮した人間関係をさっと切り取った箱庭のような短編を描かせればこの作者が一番だと思う。「未来のゆくえ」もそうだし、「境界戦線」もそうだ。
この作品も同様。
大学生活のたわいもない人間と恋愛模様。人それぞれの思惑が交錯して、逡巡して、思いを告げ、はたせられない。微妙な変化を描く物語だ。ドラマチックさとは程遠い。だからこそ面白い。
未読の方は「未来のゆくえ」も是非。表題作以外にも切れ味するどい短編集でオススメです。
未来のゆくえ | |
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