せまるニック・オブ・タイム (富士見ファンタジア文庫 92-20 フルメタル・パニック) | |
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復讐を誓うテッサ達ダーナの面々にソースケがレーバテインと共に復帰。各地に散らばっていたミスリルのメンバーを集めて反抗の機会を伺う。ただし、多勢に無勢は明らか。テッサたちが戦えるのはあと僅かな今、最後の戦いへ向けてテッサはシベリアの奥地へ向かう。そこは、すべての世界の謎が集約された地。
そこでは出会いと悲劇が待ち受けていた。
ってなわけで、現実世界の延長線上なんだけどどこか歪んだ世界であるフルメタの世界。
その歪んでいる最たるもの、ASとウィスパード。その存在理由がとうとう明らかにされて、さぁクライマックス!ってのはいいんだけど、ああ、確かに作者は情け容赦ないことをちゃんと明示しているけれど、あー、そうなっちゃうんだよねーやっぱり(嘆息)っていうのが正直なところ。
色々書くとネタバレにはなるのでやめておきます。壊れかけたテッサがすんでのところで踏みとどまれば、かなめは…だしねえ、レナードは多分アレだし…。いやはや。
あとラスト1冊で終わるのか。長く続いた作品ですが、完全無欠のハッピーエンドたることを投げ捨てて突き進むことを選んだこの物語がどう決着をみせてくれるのか楽しみにしています。
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