2006年5月30日火曜日

エマ 7巻 / 森 薫

エマ7巻エマ7巻
森 薫

エンターブレイン 2006-05-25
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


エマとウィリアムは紆余曲折を経て異国にて再会することが出来た。しかしながら問題は数多くあった。婚約解消や旧貴族との対立、家族との不和。しかしながら二人はそれでもなお、お互いの愛を確かめる・・・。

というわけで完結ですね。ちょっと連載を追いかけていたとき、この終わりを読んで「あれれれ?」と思いましたが、まぁ、アニメ版ほど淡白ではないにしろ、原作も淡白というか淡々な終わり。これはこれで味わいがありました。

メイドさん好きではないのですが、ヴィクトリア朝ロンドンの風景の中で、エマとウィリアムの関係を深く静か描いたいい作品だと思います。ヴィクトリア朝モノが割合好きな自分としては満足な一品でした、はい。

しかし、エマ世界で西暦何年と明示的に描かれていたかな。ちょっと調べてないのですが。ヴィクトリア朝最後のあたりだとすると、このあと、二人の将来を考えるとちょっと暗澹たる雰囲気になるかも。エマとウィリアムが上手く結婚できて、家を継いだとして、生まれてくる子供がいるとすればジャストでWW1に遭遇してしまいそうですね・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿