夜は短し歩けよ乙女 | |
森見 登美彦 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
いや、ようやく手に入りましたよ。Amazonも全滅。札幌も軒並み品切れで、出版社で今重版がかかっているとか。(あ、ちなみに自分も最近知りましたが重版出来って「じゅうはんでき」じゃなくて「じゅうはんしゅったい」ですよ! 知らなかったなーw)
話のほうは滅茶苦茶に面白い。もう、最初の数ページから飄々とした文体でクスクス笑う。
「先輩」のどうしようもない毒男っぷりに同族嫌悪かってぐらいに辟易しながらも、「わかる、わかるぞ、そのロマンチック・エンジンwwww」とか思ったり、一方でどこまで言っても「黒髪の乙女」の天然っぷりに和み、そして周囲の奇妙奇天烈なキャラクターにクスリと笑う。本当に奇妙な世界観の中で、一歩…いや、確実にストーカーな「先輩」の振る舞いだってたいしたことのないように思えてしまう。恋愛小説? そうじゃなくてこの話はどこまで行っても妄想か幻想小説だろーなー。
あっという間にクスクス笑いながら読み終えてしまう小説。そんなのは久しぶりでした(w いやー、ほんと面白い。続編はともかくとしてこの作者、注目しようと思います。未読の方は重版が出回るまでまってから(苦笑)是非読んでいただけたら、と。切に願うものであります!
「ひとりある身はなんとせう」
「恥を知れ! しかるのち死ね!」
「なむなむ」
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