秋葉原の通り魔殺人で亡くなられた方々について、ご冥福を…。
死は常に日常にあるとはいえ、このような埒外の暴力行為で人命が失われていいわけではない。
社会に絶望したなら自分だけで命を絶てといいたいものです。
東京在住の友人、知人の方々が無事でホッとしております。
#小学館が異常なの? それともこの漫画産業そのものが異常なの?
「ガッシュ」を書かれている雷句誠氏の告発と、それに纏わる様々な意見を読みました。
小学館、特にサンデー関係だと現在自分が買っている作品は「絶対可憐チルドレン」ぐらいかな。
ただ、「ヤングサンデー」の「度胸星」事件この方、あまり小学館の編集方針に?という部分は確かにあるのは事実です。
先ごろヤングサンデーが休刊になるという話が出ましたが、連載作品の取扱いについては何もアナウンスがありません(自分の知るところ)。すべてではないにしても、人気がある作品について救済されて別の雑誌で連載がされるのでしょうか。
集英社は月刊ジャンプを休刊にした代わりにジャンプスクエアでいくつかの作品を移籍させる。という処置を取りましたが、小学館もまたそういう対応をするのでしょうか?
「思うこと。(2008年6月8日)」 from まゆたんブログ
同業の新條まゆ女史のブログを読むと、小学館の編集者の中には態度はおかしい人もいるということも示唆されています。他の作品でも色々と問題があるのも人づて、ネット経由で聞くこともあります。
編集者と漫画家の関係には色々なものがあるでしょう。誰かにとっていい人でも誰か違う人には駄目な人である場合がある。これも当然のことです。そんなの社会に出ればいくらでもいますから。
漫画家と二人三脚で作品を作り上げる編集者、編集者+原作者の肩書きも追加して漫画家に作品を書かせる人もいるでしょう。漫画家のネタ協力などを行うだけの人もいるはずです。ビジネスライクに徹する人もいるかもしれない。場合場合によりけりでしょう。
上述した新條まゆ女史もそもそもの問題点である原稿紛失は確かにあるケースだと述べて、それでも紛失した編集者に誠意があれば問題は解決できる点と、雷句誠氏の原稿料の低さに特に記述がさかれています。
この原稿料の問題も大きいでしょう。漫画、特に週刊出版を行う漫画家がアシスタント料などを考えると厳しい。という点は、サンデー、マガジン、ジャンプ、それぞれに抱えている問題のはずです。ちょっと漫画に詳しい読み手なら、その問題は認識しているはずです。
もし、週刊漫画というのが、自分たちの間で水がそうであるように「あって当たり前のもの」であるという意識をもっていたのなら、それが維持されるべくどのような労力が払われているか。についても頭に入れておく必要があるのではないかと思います。
また「漫画産業」という枠内では漫画家、編集者(出版社)、印刷業者、この3つ(流通業者もありますが)が連携されて始めて漫画は出版される。どれが欠けても出版はできません。その信頼関係が非常に歪なものだとしたら、その出版物を読む読者たちはどういうリアクションを取ればいいのか。
…雷句誠氏の問題については、裁判が行われているので特にコメントはありません。原稿料が高いか安いか、社会通念上の問題もあるでしょう(誰かにとって価値があるものでも、他の人にとっては二束三文のときだってあるわけですから)。これから明らかにされることもあるでしょう。小学館からのアナウンスもない状態で一方的に小学館を非難してもはじまりません。(ま、非常に心証は悪いことは確かではありますが…)
漫画産業を取り巻く問題はいろいろと根深い話なのかもしれません。
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