2008年6月26日木曜日

北方領土奪還作戦 4 / 大石 英司

北方領土奪還作戦 4 (4) (C・Novels 34-70)
北方領土奪還作戦 4 (4) (C・Novels 34-70)大石 英司

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北方領土を占領、数次にわたる戦爆連合を退けた日本だったが千歳強襲から雲行きが怪しくなる。ロシアの特殊部隊アルファに侵入を許し、小型携帯用核"ヴァストーク"が放たれて自衛隊は大損害を受ける。
陸自特殊部隊サイレントコアの土門隊長らがをアルファ追跡するが肝心なところで悪天候と不運のおかげで取り逃がす始末。

特殊部隊の浸透で補給を脅かされることを悟った陸自は爆心地跡に司令部を進出、断固として踏みとどまることを意思表示する。一方、ロシアも爆心地跡に向けて爆撃機による低空進入で空挺降下を行おうと画策していた。迫り来る戦爆連合。ここにきて自衛隊内部、海自と空自の足並みは揃わず(統合運用の意味はどこに…)、ここに決戦が始まろうとしている…。


…ええー、なんかすんなり戦術核が放たれてビックリしています。もうちょっと盛り上がるかと思いましたけど、あっさりだったなぁ。まぁ、0.5キロトン程度の核じゃ司令部全滅が限界か…。
ちなみに核物質が0.5キロトンという意味ではなくてTNT換算で、という意味ですね。プルトニウムは多分1kgにも見たないんじゃないのかな。

それはともかく、TK-X(10式戦車)、まだ計画途中の将来装輪装甲車シリーズが試験目的で投入されてしまいますが、や、役に立ってねーなぁ、もう。いや、まぁ、これからだと思いますよ。空挺、特殊部隊が降下してきますからね。そうそう前作の変態姉妹(よく自衛隊に入れたな)が作ったUAVもある程度は活躍。

…しかし、音無隊長の悪辣っぷりも中々です。いつも美味しいところをもってくるが、今回に限って裏目の連続な土門隊長が散々の言われようです。まぁ、ここ数作、ほんとリザードの狙撃能力におんぶに抱っこだったのは確かですからね。

さて、多分次回はクライマックスの白兵戦だとは思いますよ。ほんと、あのblogの公約を果たすつもりなんでしょうか。つーか、使う機会があるんだろうか、あれ…。


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