「座談会 UGCの可能性を考える(前編)」 from ITmedia
サブタイトルが「「ニコ動作家はもうけちゃダメ?」「才能、無駄遣いしていいの?」」というわけで、結構面白い話になっているので著作権関係とか、ニコニコ動画界隈にいる人は読んでみてもいいんじゃないかなー。
注目すべきは以下の点
----------------------
栗原 著作権の成り立ち的に言うと、インセンティブ説と、自然権説というのがあるんですよ。本来情報というものは自由に流通すべきものですよね。だけど本当に自由にしていると皆やる気がなくなってしまうでしょ。だから、「ちゃんと苦労した人にはお金がまわる仕組みにしましょうね」という、もうける仕組みが著作権だという発想があって、それがインセンティブ説。それとは別に、そもそも著作物を保護するというのは固有の権利だから、それは一種の人権だと。そういう発想もあって、日本はどちらかというと後者に近いと言われてきましたね。
津田 言葉で見ると「Copyright」てわかりやすい権利なんですよね。要するにコピーするためのライツ、コピーするだけの権利でしかない。ところが日本の場合、それが日本に輸入されたときに版権という形じゃなくて「著作権」、要するにこれは「Author's Right」という考え方になった。
----------------------
自分も以前、著作権関係の本を取り上げたけれど、日本は不平等条約の絡みもあって当時も揉めたけれど著作権法を整備したことがある。イギリス式がCopyright、フランス式がAuthor's Right。これにベルヌ条約やら万国著作権条約などなど色々な話が絡むから余計にややこしくなる。
著作権法を固有の権利としてしまうと、何から何まで守るべきなのか、付随事項が増えていく羽目になる点も忘れてはいけないような。大体固有の権利にしましょうなんていうと、下のニュースみたいな「ええっ?」みたいなことになる。
「95年間に延長を=音楽実演家の著作権-欧州委」 from 時事ドットコム
-----------------------------------
歌手や演奏家がロイヤルティーを受け取れるのは実演後50年。これだと20歳代で録音に参加した実演家は、70歳代を過ぎるとその分のロイヤルティー収入が入らなくなる。保護期間が95年なら、生涯にわたって収入が保証されることになる。
-----------------------------------
・・・平均寿命が80代で、70歳までロイヤリティーが必要なのかと。そんなこと書くなら、黙って作者が死ぬまでと決めたらいいんじゃね?とか思う自分がいるんだが。半世紀すぎてなおロイヤリティーが発生するような音楽家はそれだけで著名な存在で、そんなことがありえる音楽家がどれだけいるのか、そもそもそういう著名な存在であれば、その後も演奏活動を続けられるので収入はあるんじゃないのか。とかいう素朴な疑問があるのだが。
「米金融危機:自己責任原則の放棄で米国は弱体化、ドルは凋落」 from ロイター
・・・ま、なんていうか、人を呪わば穴二つというか、オマエモナーとか、人間やっぱり経験してみなきゃわからんことか。とか思いますけど、実際日本のバブル終了時と同じことを繰り返してどうするよ。と思います。
いや、個人的に投資信託の評価額見て眩暈はしてるんですよ。う、うーむ・・・バイ&ホールドで我慢、我慢・・・。
「「ニコニコが見たい」んじゃなく「ニコニコで見たい」んだ」 from IT戦記
アクセス数が激減したというニコニコ動画ですけど、まぁ、アンダーグラウンド部分を少なくしようと思ったときの通過儀礼みたいなもんだろ。とは思います。Youtubeも似たようなところがありますしね。
まぁ、実はここ数週間色々あって、ニコ動以外でわりとストリーミング放送とかを見る機会があったんですけど、アクセス過多でサーバーが落ちたり、いざ見てみたらどのナローバンド時代のストリーミングよ。といわんばかりのカクカク動画っぷりとかがあって失笑してしまっていたんですけど、放送みながら見ていながら「コメント流れないのはつまんねーなー」とか思う自分がいて、ハッとしてしまったりしていたんですけどwww ほんと俺ってニコ厨だなって。
多分、ニコ動で放送してたら弾幕の嵐だったんだろーなー、ノミンゴスのあれ。
(もう何見ていたか、判る人には判ってしまうよな・・・)
ニコニコ動画の楽しみは、アンリアルタイムな共時性であり、宅飲みとかダベりながらTVに突っ込みいれるところにあるんだと思うんですよ。まぁ、アニメまる上げとか見てみたいっていう気もするんでしょうけど、そりゃちょっと大きな声では言えませんけど、色々方法あるじゃないですか。
ニコニコアニメチャンネルがもう少し開かれた場所になればいいんですけどね。
0 件のコメント:
コメントを投稿