「IT史に輝く「トホホなテクノロジー」ベスト25」 from FPN
まぁ、どんなのがベスト25なのか。っていうのはありますが、正直イマイチ笑えなかったなぁ。2位に関して言えば以前にも書きましたけど、今だけさ。そのうち慣れちゃうもんだよwっていう気が。
個人的に今まで思い返してトホホなテクノロジー(ガジェット)というと...。あくまで個人的主観なのを断っておく。
#QD、ZIP、JAZ、スーパーディスクなどの記録媒体。
大体、未だに少なくなったとはいえ3.5インチFDが生き残っているっていうのが・・・。
ちょっとMTの入替えで取り上げませんでしたけど、子供の記憶映像を残したいけどどのメディアがう安心ですか?って聞かれたら、HDDに正副予備で保存、最悪としてその当時安価で普及してるメディアに保存していく。っていう答えかなぁ。今ならDVDで決定とか。
しかし次にファイル形式でもめそうな気がするぞ・・・。
多分もうどこかでやっていると思うし、Googleがやりそーだけど、一人あたり1Gとか(そのうちTクラスとかの)の外部ストレージサービスが起きるんじゃないかな。永年保管サービスとか。
#キャプテンシステム
・・・いやまーもう、どう言っていいものやら(遠い目)。あのとき電電公社提供のアニメ番組とかありましてね。ぶっちゃけ正直、時代が早すぎたと思う。惜しい。とはいえ当時、光ファイバーで夢の世界とか言っていたけど、よもやADSLを経由するとは思わなかった。
記憶では郵便局で端末とかがあって、もっさりしたインターフェイスだけど一応アレコレサービスを選べた記憶がある。
#ハビタット
http://j-chat.net/habitat/
・・・まぁ、なんと言っていいやら。富士通がやっていたサービスかな。正直これがあるせいで、セカンドライフ見たときの第一印象が「3D版ハビタット?」と思ったのは多分パソ通時代からのネットジャンキーじゃないかと・・・俺ですが。時代が早すぎたよね。これも。
上のサイト見てみると、15周年(2004年次ですが)まで続いたんだ・・・アバターもあって結構びっくり・・・。
#JUSTWindows
・・・ああ、ジャストシステムの暗黒歴史ががが。もう印象でしか覚えてません。JustViewとかいうブラウザもあったよーな、なかったよーな・・・。いや、ほんと、Windowsという黒船襲来で一番割り食ったのはジャストシステムですよね・・・。
#3DO、Pippin@
��・・いや、3DOはしょうがない。松下だったし・・・。バンダイの息の根を止めかけたPippn@は今なら売れたかもしれないと書いておこう。だって、Mac互換だよ。今ならiTunes/iPodと組み合わせて色々面白いこと出来るんじゃないの? まぁ、次世代ゲームは熾烈なレースでしたけどね・・・。
えーっと、Pippn@つながりといえばMacも色々あったんだけど、今更取り上げても水子を数えるようなものだし。
目の付け所はほんとに良かったんですよ。PowerBook Duo & ドックとか。インダストリーデザインとして、自分も好きでした。
とはいえ、技術の中ではアダ花ですよね・・・。だって、ノートPCのスペックそのものが上がればとりたて問題がない話だし。とはいえそのあと、IBMでもドック機能が続いていたのも事実ですから、トホホなシロモノ、というわけではないと思います。
とまぁ、ざっと思いつくまま書いてみたけど、結局技術史(ITだけじゅなくて)ってのはおかしいもので、どれだけ先進的なものであっても、当時の社会基盤がそれを有効に活用できなかったりするケースが結構ありますよね。
今、身の回りにあるガジェットやテクノロジーは、「あーあー、昔そんなのあったよね」っていうシロモノがようやく今、色々とインフラが整って使い物になってきたケースもわりと多いです。
上のケースでも書いたセカンドライフもそうかもしれません。mixiなどのSNSはどことなくパソコン通信のBBSですし。
MS-DOSの時代、メモリ空間を逃がすためにUMBとかRAMディスクを設定してスピード上げたり拡張していたものですが、Windowsの普及でそれがOSサイドがやってくれるというわけで立ち消えたと思ったら、Windowsの制約から生じたメモリ制限を突破して、またRAMディスクが高速ストレージ領域として使われようとしています。
��ITは基本的に、拡散→集約→拡散→集約の繰り返しですね。ネットワーク関係が集約処理から分散処理になって、セキュリティの都合などでまたシン・クライアントのような集約型に回帰したり・・・。ネットもパソ通BBSが2chのような不特定多数からSNSのようになったりの繰り返しでもあります)
まぁ、最近はどちらかというと、目に見える技術・・・例えば速度とか、そういう数字で図れるもの・・・とは変わって、目に見えないもの、ブランドがもつ力が強くなりつつあるのだと思いますけどね。
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上はクルマの世界でのブランドがもつ力を書いた本ですが、これと同じことがITでも発生していると思います。例えばAppleの一連の商品。 Mac AirやiPodの内部技術が、日本のエンジニアから見てもさほど目新しいものではないというのは、よく言われることです。
【MacBook Air分解その5】「外は無駄なし,中身は無駄だらけ」 from Tech-On
しかし、iPodを触って感じるのはAppleのエンジニアは多分数値化できない領域をちゃんと作っているな。という点ですね、これが「エクスペリエンス」=「おもてなし」なんでしょう。確かに割り切りっぷりと操作性は中々のものだと思いますし。
とはいえ、Appleは自社のもつブランドイメージ上手く作って、Appleの製品をもつこと=おしゃれ or ハイセンスwなギーク みたいなイメージを作っているのも確かだと思いますね。
クルマもそうですが、PCの世界でも単純に、CPUクロック数やHDDの大きさで、スペックとして上か下かという差が生じなくなっているし、すぐに同業他社が追随されてしまう技術よりも、自社製品にブランドというパワーを付与することで販売力を上げるのは全うな戦略かもしれません。
それが気にいるか、気にいらないかは別の問題として、ですがね。
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