2008年7月30日水曜日

PIED PIPER / the pillows

PIED PIPER(初回限定盤)(DVD付)PIED PIPER(初回限定盤)(DVD付)
the pillows

曲名リスト
1. PIED PIPER
2. New Animal
3. No Surrender
4. Last Holiday
5. Tokyo Zombie(The knock came at dead of night)
6. Across the metropolis
7. Purple Apple
8. Tokyo Bambi
9. Ladybird girl
10. That's a wonderful world (song for Hermit)
11. POISON ROCK'N'ROLL

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前回のリリースから一年ぶりに出てきたのがこの作品。矢継ぎ早にシングルが続いたおかげで、待たされた感は少ないし、アルバムのかなりの曲がシングル曲でもあるのだけれど、まぁ、なんか一本筋は通った感は強いかなー。

アルバムの前後で出たこの本

音楽と人 2008年 07月号 [雑誌]
音楽と人 2008年 07月号 [雑誌]
USEN 2008-06-05
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で、メンバーが語っているのだけれど、やはり前作あたりから戸惑いはあったみたい。

ミスチルの対バンツアー&会社移籍に伴って知名度が上がってきつつあって、いままでthe pillowsのファンとは客層が変わってきつつあるようで、それがメンバー、特に山中さわおの中で感じられていたようで・・・。

まぁ、皆が皆、ストレンジカメレオンを歌ったころの絶望感とかを知りえる必要はないのかもしれないし、原体験として持ち合わせていないのは致し方ないのかもしれない。自分も第三期以前の楽曲を聞いたことはあったけれど、正直印象にないまま彼らのことをFLCLなどで知るようになるんだけど。
(後々彼らがどんな気持ちでこの曲と、アルバム『Please Mr. Lostman』をリリースしたのかを知れば知るほど、泣ける度合いが高まっていくのだけれどね)

the pillowsは変遷を知ればしるほど、その苦労っぷりはハンパではないし、去年の「音楽と人」とのロングインタビューで三人が語った物語はもう、17年も続いたバンドというだけですごい話の連続だったりする。
是非、最近the pillowsのことを知った人は全力で去年の「音楽と人」をゲットして彼らの物語を知ってほしい。そしてバンドのサポートスタッフでBass.の鈴木淳もいみじくも語るように、10年近くサポートをしている彼であっても、あの三人の奥底には踏み込めないというぐらいの密度の濃い時代をすごしていたという。

アルバムの話をすれば、先にシングルリリースされた三曲をどう絡めるのだろうと思っていたら、聴いてみたら違和感なく存在していた。やはり1,2,3,の続けざまにくるのがいいなーと。
3.のNo Surrenderは、the pillowsらしいという曲のつくり。閉塞感と孤独感を感じても、この場所から連れて行こう/また逢おう。というやけにポジティブな曲になっている。

インタビューでも答えていたように前作のアルバムが「(オルタナ,the pillowsに)目覚めよ」というシグナルであれば、今度はアルバムタイトルどおり、笛を吹いて連れて行こうとするやけに明るいCDです。

またスルメのごとく聴けば聴くほど印象が変わっていくのだろうなー。それが楽しみでもあります>the pillows



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