2005年12月19日月曜日

ぼくらはみんな、ここにいる/大石 英司

4120036863ぼくらはみんな、ここにいる
大石 英司

中央公論新社 2005-12
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神はサイコロを振らない」が来春、ドラマ化されることになっているらしくご本人も意外にノリノリだったりするのか、またこの年の瀬に出ましたよ、ハードカバーが(w

今回もお得意?のタイムスリップもの。

羽田のビッグバードで中学生の一団を見送ることになる子供とその父親。父親は一本の電話をある人物にかける――それは大いなる時代が折りなす輪の始まりだった。

今回の舞台は長崎にほどちかいある島に合宿に訪れる中学生のブラスバンド部、そして数人の大人達。不釣合いなほど設備が整ったこの島を怪しむ元自衛官二人。そして、彼らは同時に足跡を発見し、島に不審者が侵入していることを知る。が、数日後、彼らはまったく外部からの接触が絶たれる羽目に陥った。そして、不審者が現れ、事の真相の一旦を話始める――。

まぁ、なんですか。作者ご本人のblogで「時代劇」と聞いて、「まぁ、最近の架空戦記ものは売れないし、かなりの数の作家が時代劇ものにも転向しているからなぁ」とか思っていたんですが、こう来ますか、大石先生(w

人情味溢れるホロリとした物語ですが、「神サイ」と違ってドラマ化は難しそうですよ(笑)それがいいのではありますが。

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