ソフトウェア開発の名著を読む | |
柴田 芳樹 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ソフトウェア開発における名書を紹介する本。第弐齋藤さんのところで紹介されていたので、へーと思って購入。待ち合わせ時間に一気に読了。
取り上げられている名著は以下の通り。
-------------------------------------------
「プログラミングの心理学」
「人月の神話」
「ピープルウェア」
「デッドライン」
「ソフトウェア職人気質」
「達人プログラマー」
「コードコンプリート」
「プログラミング作法」
-------------------------------------------
うーん、あれだ。ここで取り上げられている本のうち、自分が最初から最後まで読んだのは「ピープルウェア」「達人プログラマー」。概略としてなら「人月の神話」かな。お恥ずかしいところで、「ソフトウェア職人気質」「コードコンプリート」は知らなかった。
コンピュータの書籍には大きく二通りあるってことを知らない人が結構多い。一つは技術書。単純に言えば言語本、解説本がこれにあたる。大きく広げればDB設計技法もこれにあたるかな。で、もう一つは、システム開発のためのアプローチだったりするわけだったりする。大はプロジェクト・マネージメントから小はSEのヒューマンスキルのアプローチもそう。上に上げられているのは全部後者のほうだ(一部前者の技術的な側面も記述されているが)。
技術書は陳腐化するが、後者のマネージメントやヒューマンスキルは陳腐化しない。
なぜなら人はそうそう変わらないからだ。そして、大抵の場合、そういう人が介在する領域については深く考えていないところが多い(周りをみ渡すと)。
まぁ、名著の紹介本ということなので抜粋や抽出が多いのでより詳しく知りたい場合は紹介された本、そのものを読むのが一番だろう。読んだって自分のためにならない場所だってあるし、読んだところで状況が大きく変わらないことだって(ほとんどそうか!)あるだろう。
だが、自分と自分の身の回りはどうだろうか。変えられるんじゃないかい?そういうスタートとしてこの本を読んで、そして次のステップに行くことが変化の始まりなのだと自分は思う。上の本でも書かれているが、自分で考えて手足を動かすことが肝要ではないかな。
そんなわけで、この本にも取り上げられたけれど、自分にとって今でも一年に一度は読み返したり、悩んだりすると読むのがこの本だったりする。
達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道 | |
アンドリュー ハント デビッド トーマス Andrew Hunt おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
いい本です。数年前に読んだけど、正直言えば、自分がこの道に入ったときにこの本を読みたかった。そんな本です。読めただけでもありがたいのですが。
0 件のコメント:
コメントを投稿