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「ミリタリーマニアの生きる道」のウィングバックさんからこの映画の銃撃戦は最高だ。という話を聞いてそそくさと見に行くことに。マイアミ・バイスといえば80年代に洋物ドラマ好きには欠かせなかった作品(あと、ナイトライダー、特高野郎Aチーム、エアーウルフ、俺がハマーだ、TV版ブルーサンダーとか、まぁ色々。この話はまたどこかで)で、自分としては今ならQCBといわれるだろう、エントリー・シーン(銃を両手でホールドしつつ下向きに下げる)とかを思い出すのだけれど。あと、あのマイアミのドピーカンな空を背景にかっとぶフェラーリとかかなぁ。
で、映画は、「ヒート」、「コラテラル」のマイケル・マン監督。ああ、あのハードな描写のね。と思ってほとんど予備知識無しでチェックしたら、冒頭からバレット社のアンチ・マテリアル・ライフルでの狙撃シーンに「おおっ」と唸ることに。
ストーリーは、コリン・ファレル演じるソニー・クロケットと、ジェイミー・フォツクス演じるリチャード・タブスの二人の刑事が、情報漏洩により失敗した囮捜査の後を受けて、潜入捜査の任を受けるところから始まる。まぁ、あとは、麻薬密売組織のボスやら女性幹部やらとこいらへんロマンス風味もあるのだけれど、割愛する。だって、話の本筋だけど、本筋にしては弱いんだもの・・・。
圧巻はクライマックスの銃撃戦シーン。SIG552やソードオフのレミントン、H&Kなどで武装する刑事達捜査班対麻薬密売組織はお互いショートレンジでアサルトライフルをバカバカ打ち合う。対する麻薬密売組織側は、M-4やMP7やMP5シリーズ、ガリルまで持ち出すハンパなさ。ここからもうハンパな音響ではないので、是非これは映画館で見るしかない。最近流行りの手ぶれありのハンディ・カムな映像と相まって、本物の銃撃シーンに放り込まれたかのようなド迫力。
ガツガツと銃弾が着弾するので、車のチャチなボディはガンガン凹む。アサルトライフルの高初速弾頭だから貫通を避けるためにも、遮蔽物を探して刑事たちがバディ体勢で援護しあいながら相手をガツガツと倒していく。銃撃の音と着弾の音だけでおなか一杯。
そんなわけで、まぁストーリーとしては渋いお話で、救いも何もありゃしないし、じゃそもそもの発端についても近いものがある。
とはいえ、そういうことはさておいて、犯罪物が割りと好きで、プロフェッショナル達がお互い得意な得物とやり口でガチンコで戦う銃撃シーンを見たかったら、是非見るべきだろう。ついでにいうとDVDで見るよりも映画館で、だ。それもいい音響設備のあるところでないとこの映画の醍醐味は決して味わえないのだから。
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