2004年11月10日水曜日

ザ・ホワイトハウス第六話

今週はTWW(The WestWing)らしくストーリーがあちこちで進行中という展開ですが、1st、2ndで見られたような多重のリンクは特になく、淡々とスルーしていったような感じが受けましたね。それともなれてしまったのか。

ミリオタ(笑)らしく、簡単な補強を。作中、北朝鮮領海海域での作戦行動中に連絡を絶った潜水艦はシーウルフ級ポートランドと呼ばれていますが、ロスアンゼルス級攻撃型原子力潜水艦(SNN)の後継艦として開発されたシーウルフ級はあまりの建造費のために三隻(その内最後の一隻は特殊部隊展開用の改造を施されて)のみで中止、より安価な原子力潜水艦<ヴァージニア>級へとシフトする計画です。ちなみに一隻2500億円とか。こりゃすごい。
ポートランドは架空の名称で、実際は<シーウルフ>、<コネティカット>、<ジミー・カーター>の三隻のみです。また、シーウルフ級が展開しているのは私の手持ちの資料では大西洋海域であり、太平洋海域では展開はしていない模様ですが。

潜水艦が敵国(もしくは敵性国家)の偵察を行うのか。ここで行うとすれば北朝鮮の潜水艦などの艦艇を監視するため・・・だったのでしょうか。潜水艦によるこの手の偵察任務などは、往年のトム・クランシー作品、もしくは大石英司氏の初期のころの小説などでよく取り上げられていましたね。冷戦時代はこの手の丁々発止のやり取りのせいで結構事故もあったそうですが。

またDSRV(潜水艦救助艇)をアメリカ本土から空輸する。という話もありますが、実際のケースの場合も同様でミスティック級DSRVを空輸。近くのSSNなどと合流させ、事故現場に赴くタイプです。海上自衛隊の場合は潜水救難母艦<ちよだ>が遭難現場まで向かう方法をとります。

あまり面白い解説ではないかもしれませんが、一応参考までにこういう側面もあるんですよ、というわけで書いてみました。本当はプエブロ号事件とか取り上げてもいいのですが、話が長くなるのでちょっとはしょります(w

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