2006年8月28日月曜日

へうげもの 3 / 山田 芳裕

へうげもの 3 (3)へうげもの 3 (3)
山田 芳裕

講談社 2006-08-23
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本能寺の変の最中、信長は自らを殺める人物に向かって重要な言葉を呟き、その人物は血の茶を飲む。
混乱の中、佐介の心は武に揺れ動く。が、本能寺の変から、山崎の戦いにいたるまで、佐介はある事実を知り、そして、ある決断を下すのだった。
一方、明智光秀もまた一人の武人と数奇者の間に揺れ動いているものの、周囲の変化はそれを赦すことはなく・・・。

というわけで、毎度鮮やかなカバーも目にくる(w 異色戦国もの。もう、ガツガツと合戦シーンをやりながらその背後では個々の武将たちの数奇や価値観のぶつかり合いがあるわけですよ。佐介、長益(有楽斎)、秀吉、光秀、千利休、家康などなど、それぞれの数奇(価値観)もまたぶつかっていく。ゆずれないもの、変化していくもの、様々なですね。

連載がややスローダウンしているので、続きは中々出るのが遅くなるかもしれませんが、これだけ骨太でダイナミックな物語もそうそうはありません。未読の方は是非手にとってみてはいかがかと。

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