仕事のやる気ゼロのダメヒーローオタ、市川は家庭では妻は不倫し、娘は援助交際し、息子はグレているどうしようもない男だった。そんな男が何を間違えたのか、打ち切り放送を喰らったヒーロー物、「ゼブラーマン」のコスプレしだしてから、彼の周囲には不吉な事件が巻き起こる。奇妙な怪人が跳梁跋扈。町は猟奇殺人、奇怪な現象が巻き起こる。すべてはTV番組、「ゼブラーマン」になぞらえた事件なのか?
娘を助け、妻を炎の中から救い出したものの、彼は自分の息子に殺意を向けられる羽目に。さぁどうする!
ってなわけで、メディアミックス企画のわりには大好きなこの作品、いままで作者の作品を流れていた、青っぽさの向こう側に足を踏み込み始めているというか、なんというか。ターニングポイントかもしれません。
本当なら自分が毛嫌いするタイプの、ある意味「大人」を否定しつづけていたネバーランドの住人ではあると思ったけれど(そうじゃない一面もあるので、この作者は嫌いになれないのだけれど)、とうとうこの作品では、そういう大人の生き方に足を踏み入れ、肯定しようとする。否定でもなく、目をそらすのではなく、納得し、受け入れ、前に進むことを選んだのだろうか。
「空はどうして青いの?」
「春の次はどうして夏なの?」
「牛は殺して犬を助けるのはどうして?」
「お金持ちは幸せ?」
「負ける人がいるのにどうして人は勝ちたがるの?」
「あなたは何のために生きてきたの?」
上の質問は作品の中で出てくる大人テスト(P169~189)。さぁ、大人の貴方はどう答える?そして、劇中の市川は?
ちなみに映画「ゼブラーマン」で主役を演じた哀川翔の答えは先週号のヤンサンで。
自分の答えはあるけれど、これは4巻が出たときにでも・・・(本当に?)
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