と、宇宙要塞ソロモンの指揮官であるいかついけれど心根は優しい(と言われる)人は語ったんですけど、これはもう動かしがたい事実ですね、というところからメモとヨタ話として。
前に、航空自衛隊がF-4EJの代替機として結局F-2(改良型)をあきらめることになるとは書いたのですが→■
じゃあ、後釜はどうするかというと、もう代替案として四つぐらいしかないわけ、というのが前回のネタでした。
F/A-22、F-35、F-18E/F、F-15E。このうちのどれか、ということになります。F-35は無理くさい。F-18E/Fは今更かよ。F/A-22は高すぎる。結局本命F/A-22(少数配備)+F-15MSIP、対抗F-15MSIP+F-15Eだと思っていたら、ちょっと作家、大石英司さんのblogで興味深いものを読む。
長らくの間、日本にとっての仮想敵国はソ連でした。冷戦崩壊後、自衛隊は明らかに西方へその重心を動かしつつあります。仮想敵は西の大国、中国。何しろまだ懇親会とか検討レベルの話ですが、早晩退役するF-4EJの代わりに沖縄にF-15を配備。さらには沖縄南方、もはや台湾、尖閣諸島に程近い伊良部島にある下地島空港にも派遣しようかという話が出ています。
ところが、当の中国は傑作戦闘機Su-27を300機ロシアから導入しようとしているしく、一方、運用機数が200を割り込みかねない航空自衛隊にとって、もはや10年後、中国のエアパワーに対抗できることは出来ないのではないか・・・というお話です。
大石さんはF-18E/Fを導入するべきだ。と書いていますが、まぁ確かにあのパワーは見物ですね。最高速度とかでは現行のF-15に見劣りするかもしれないが、長い時間をかけてF-18から改良しただけはある。これにまた日本の独自開発のアヴィオニクスを搭載するというと眩暈がしますが(素直にAMRAAM買うとは行かないだろうし)。
やはり、ここ数年、諸外国の状況を睨んで(北京五輪後あたりが特に・・・)自衛隊の数量を軽減が免れないとしても、戦力は維持しなければならないのですが、財務省の財布の紐が・・・厄介な話となりそうです。
個人的には、前と変わらずF-15MSIPとF-15Eの導入でなんとか乗り切る。というぐらいしか手が打てないような気もしています。傾国させてまで軍備に力を注ぐよりも、周辺諸外国を巻き込んで、ある程度時間稼ぎをするしかないかもしれません。頭が痛い展開です。
追記 一部に間違い(MIPS→MSIP...Multi-Stage Improvement Programme 多段階発展型機の略です)があったのと、ちょっと文章を手直ししています。
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