2004年10月29日金曜日

ある意味それは。[時事ネタ]

強制でないことが望ましい 陛下、園遊会で異例の発言
以前棋聖で、今は学校での日の丸掲揚、君が代の唱歌を進めている東京都教育委員会の米長邦雄氏が、「日本中の学校に国旗を揚げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」ってなことを言ったら天皇陛下があっさりと「強制になるということでないことが望ましいですね」とのご発言。
あらら。いやー、双方ともこりゃ色々興味深い発言です。

個人としては別に強制でもかまわないとは思っているし、それにどう応じるかは教師がぶつぶつ言う問題ではないし、もっと言うなら、こういうときこそ「本音と建前」ってことを教えておけよ、という気もする。つまり、卒業式や特別なイベントでは国旗の掲揚や国歌斉唱は特段目くじらを立てるべき問題ではないとは思っている。
さらりとこなせばいいのにね。そういうことが求められたとき、立つ立たないの判断は大人になってから自己の責任でやりましょうね、というのが自分の立場です。内心反対でも立つときはあるでしょうし、心に従って立たないこともあるでしょう(なんか言葉がアレだな)、それはその時にどういう判断を下すか、その能力を身につければいいので、脊髄反射的に「国歌、国旗反対」を教え込みたい教師がいるとすれば、そりゃ単なる押し付けですから。

とは言っても、日本国内において国旗国歌が繊細な問題になってしまっているのも事実で、以前サッカー日本代表の中田がこの手の発言をして、厄介な問題になってしまったのを思い出すが、天皇陛下自らそういう発言しちゃうっていうのは、ある意味度胸があるし、政治的発言とも受け止められかねないこの問題が地震と人質事件ですんなりスルーされちゃっているつーのもなんかそれはそれで問題のような希ガス。

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