2006年6月24日土曜日

祭りが終わり、また旅が始まる。

少なくともサッカー日本代表にとっての旅は終わりました。



出来たこと、出来なかったこと、という収支決算報告書を出せば、きっと出来なかったこと。のほうが多い赤字の報告書となりそうですが、
この惨敗という糧をまた生かして、成していかねばならないことを探し求めていくしかないでしょう。なに、
次の4年は長いように見えて一瞬の間です。新たな選手が選ばれて軋轢があり、そしてチームが形作られて、長い予選の旅が始まるわけです。


ジーコ監督に率いられた日本代表にはあまり情熱がわけないことはあったのだけれど、全否定する気はなくて、
トルシェ時代の遺産を踏まえたうえで「自由」の本質を知ることが出来たのでないかと思いますよ。

「自由」だから強いのではなくて「自由」の本質を知るものだけが強くなれるのだと思いますね。



多分これから日本代表の出来に関して、不甲斐なさからバッシングが始まるんじゃないかと思いますが、そうですね、今度は
「自由といっても何も約束事がなかったジーコでは勝てない」ってな論評だったら、
自分はいよいよもってシニカルな眼差しをそういう人達に向けてしまいそうです。なにアンタたち4年前と同じことを繰り返してるんだ、
と(そんなことは自分もblogにつらつらと書いていたことがあるんですがね、かなり前に!)



日本サッカーに足りないところは山ほどありますし、書いていったらどんどん長くなりそうですし、
自分以外のより優れた識者がもっと書いていくでしょうが、一つだけ。

「自由とはきっと約束事を越えていくための責任の果てにある代物であり、その約束事を超えていくためには、
一人一人が考えて続けることが必要なんだ」
と思いますね。オシム監督が地元のインタビューで答えたように、
日本人に足りないものは「責任を背負う勇気」だと思います。最近の自分自身を省みてもそう思うんですがね(w


ま、いいでしょう。こう言ってはなんですがグループリーグが終わってからがW杯の本番です。自分もエンジンがかかってきましたよ。
ブラジルを倒せるのはアルゼンチンか、もしくは・・・? フランスに昔日の面影なしだし、イタリアは・・・ここはまぁ、
いつもわからんからなぁ。というわけで、これからが面白くなりそうです。


 


 



0 件のコメント:

コメントを投稿