P2Pというと、Winnyとかアングラな雰囲気がぷんぷんするが、実は大規模ファイルサイズのデータのやり取りにはうってつけ、という側面もある。ファイル・ストレージサービスとしてはちょっと前までは「宅ファイル」が有名だったし、今では100Gまで可能な「FileBank」もある。
とはいえ、実のところいうとファイル・ストレージのサービスとしては外部サーバーにデータ転送せにゃならない。というのはちょっと面倒で、たとえば200Mのデータをやり取りするのにADSL環境で30分程度アップロードして・・・っていうのは正直メンドクセ、というのはあるかもしれない。というわけで、P2Pサービスではどんなものがあるか・・・と前々から興味はあった。
「ファイル共有サイト比較」 by THEBADTIMING.COM も参考になるが、実は「ネギま!」の作者である赤松さんのHPで知った、「FolderShare」を試してみた。
マイクロソフトが買収したことでも有名なファイル共用ツール。ぶっちゃけ、このソフトでは大規模ファイルのやり取り、という側面で考えるのではなくて、たとえば自宅-出先間でのファイルの参照+自動同期とか、複数ユーザー間でのディレクトリィ共有。といった側面が強い。
ソフトは、FolderShareのクライアントツールを、シェアするPCにインストールするだけでいい。これでブラウザを経由して自宅や職場などにあるデータを自由に参照できる。
なお複数ユーザー間でのファイル共有の場合にはクライアントツールをインストールする必要がある。
インストールから友人達とのファイル共有までわかりやすく説明したサイトがあるのでご紹介。
「最強のファイル共有(P2P)ソフト「FolderShare」」 by CROSSBREAD
ここのリンクをたどれば、インストール、インストールしたPCのフォルダの参照、友人とのファイル共有までステップを踏んで説明している。
ちょっと補足すると、シェアするPCがルーターを介在してネットにつながっている場合、ルーターがUPNP対応してあれば少しは楽らしいのだが、そうでないのならちまちまとポートを空けてやる必要がある。80、443、6571、8000のポートなので、ソフトのテスト機能を使いなながらNATとIPフィルタの設定をすればいいだろう。
(自分の場合、マニュアルを読みつつ「まーこんなもんかな」で設定したので詳しい説明を求められても困るのですがww)
FolderShareをインストールしたシェア側PCと同じIDでFolderShareのページにログインすると、なんとシェア側PCの全ての(!)ドライブが参照できる。いやはや、すごいことだ(ちなみに友人間の場合、共有するフォルダ以外は見せないなどの設定も可能・・・らしい、自分もためしにファイル共有をしてみた場合、参照できるフォルダ以外見えなかったので、問題はないと思う)。
テストで行った200Mファイルの転送の場合はほとんど1分程度もかかってなかったような(接続速度に左右されるとはいえ快適なレベル)。
何に使えるか、となるとこれからアレコレ試してみようかとは思うがデータのバックアップにはいいかもしれないなー。というわけでこういうソフトもあるよ、的なメモでした。
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