2006年6月20日火曜日

インサイド・マン

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私はダルトン・ラッセル。
二度と繰り返さないからよく聞け。
私は銀行を襲う完全犯罪を計画し、そして、実行する??。

マンハッタン信託銀行を襲う四人組みの強盗。彼らはまんまと銀行を閉鎖することに成功するや、中にいる銀行員、客を一箇所に集めて、携帯電話を差し出させ、そして告げた。「その服へ着替えろ――」。強盗と人質は同じ格好をすることになる。
一方、銀行強盗が発生したことにより付近を閉鎖する警察。ネゴシェーターとなったのは、トラブルを抱えたNY市警のフレイジャー。彼らと強盗グループとの交渉戦が始まる中、強盗発生の知らせを受けた銀行の会長は、敏腕女性弁護士に電話を入れた。ある依頼を行うために――。

というわけで、見てきました。良質のクライム・ムービーでした。伏線の張り巡せ方、インサートされる映像(とストーリー展開へのキック&補足説明)、デンゼル・ワシントン、ジョディ・フォスター、クライヴ・オーウェンなど一流の俳優が台詞と表情などの演技で丁々発止のネゴシェーションと、頭脳戦を描いていく。会長の依頼とは、強盗犯の目論見とは、そしてその間で交渉にあたるフレイジャー刑事のとるスタンスとは・・・どれもこれも一流のお話でした。

そして何より、ストーリーの展開が素晴らしい。完全犯罪のトリックを見たとき、やられた!と思いましたね。そして、この手のクライム・ムービーはどうにもこうにも救いが無かったりするものですが、この作品はある種の粋な清清しさ、なんというか、口の端をニヤリとさせてしまうようなエンディングを迎えます。

いやぁ、「交渉人」などの映画が好きな人にはいいんじゃないかと思いますね、いい作品を見れました!

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